「委員長時に「カジノ法」採決強行 秋元衆院議員とIR」

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以下、朝日新聞デジタル版(2019/12/25 10:35)から。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=が中国企業側から現金200万~300万円を不正に受け取っていた疑いが強まったとして、東京地検特捜部が秋元氏を逮捕する方針を固めた。秋元氏はどのような経歴で、IRとどう関わってきたのか。

 秋元氏は衆院議員秘書を経て、2004年の参院選比例区で初当選した。第1次安倍晋三内閣で防衛政務官を務めたが、自民党が野党として臨んだ10年参院選では落選。その後、衆院に転じて12年から3回の当選を重ねた。カジノ解禁を推し進めていた自民議員ら超党派による「国際観光産業振興議員連盟」(カジノ議連)に所属していた。

 IR誘致が各地で進み出したのは、議連が議員立法で提出したカジノ解禁法が成立した16年12月のことだ。民進党(当時)などの反対を押し切って法案の採決を強行した衆院内閣委員会で、委員長を務めていたのが秋元氏だった。

 その後、内閣府には担当の大臣や副大臣がおかれ、観光行政を所管する国土交通相と国交副大臣がそれぞれ兼務した。17年3月には、国交、警察など各省庁から50人弱の職員が集められ、内閣官房にIR推進室ができた。秋元氏は同年8月に国交副大臣に就任し、2代目のIR担当の内閣府副大臣になった。

(後略)

(贄川俊)