「焦点採録・予算委2日目 桜を見る会で新事実も」

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以下、朝日新聞デジタル版(2020/1/29 0:21)から。

 衆院予算委員会は28日、2日目の審議を行った。野党は初日に続き「桜を見る会」の問題を取り上げ、安倍晋三首相による「私物化」を追及した。新型肺炎やカジノを含む統合型リゾート(IR)事業と政権との関係のほか、外交・安全保障問題などでも議論があった。

 無所属・小川淳也氏 首相は「招待基準があいまいで、結果として招待者数が膨らんだ」というが、歴代内閣全部同じ基準でやっていた。悪いのは(基準が)あいまいであることをいいことに、招待基準を悪用した安倍政権じゃないか。

 首相 私は責任を感じているし、反省しなければならないと考えている。しかし、基準があいまいであったことは事実だ。

 小川氏 (首相の妻)昭恵氏の推薦枠もあったという答弁がすでにある。これはどういうルートなのか。

 首相 各界で活躍されている人を幅広く把握する観点から、妻の意見を聞くこともあった。妻の意見を参考として事務所の担当者に私の意見を伝えた。

 小川氏 昭恵氏のお考えを首相が斟酌(しんしゃく)したということだと思うが、そこに公私混同批判は起きる。首相の公私混同疑惑には必ず昭恵氏の影がちらついている。

 共産党・宮本徹氏 桜を見る会(のツアー)を申し込んだ方々に、安倍事務所は「『桜を見る会』について(ご連絡)」という文書を届けている。「この度は、総理主催『桜を見る会』へのご参加を賜り、ありがとうございます」と書いてある。日付は「2月吉日」と書いてある。桜を見る会の(正式な)招待状が発送されるのは3月の上旬や中旬。内閣府が取りまとめる前に安倍事務所に申し込めば参加が確定しているではないか。(首相は)「内閣府内閣官房が最終的に取りまとめている」というが、事実上ノーチェックじゃないか。

 首相 私の事務所に確認したところ、取りまとめの前にご指摘のような文書を発出していたことは事実だ。回数を重ねる中で推薦すれば招待されるだろうとの安易な臆測のもと、作業を進めてしまった。招待プロセスを無視した不適切な表現であり、問題があったと認識している。

(後略)

(星野典久、別宮潤一)