以下、朝日新聞デジタル版(2020年8月15日 21時49分)から。
台湾南部の高雄市で15日、市長選が投開票された。1月の台湾総統選に野党国民党から立候補して敗れた韓国瑜(ハンクオユイ)氏が、6月のリコール投票で市長を解職されたことに伴う選挙。与党民進党の前行政院副院長(副首相)、陳其邁候補(55)が、韓氏の支援を受けた国民党の市議、李眉蓁候補(41)を破って初当選した。
2年前の市長選に出馬して韓氏に敗れた陳氏が、雪辱を果たした。総統選やリコール投票に続き、親中的と批判される国民党への逆風がやまないことを示す結果となった。市選管によると、投票率は41・83%で、陳氏の得票は約67万1千票、李氏は約24万8千票だった。市長選には計3人が立候補した。(高雄=西本秀)