「「たとえ白い紙でも買うという思い、心震えた」台湾総統」

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 数日前の記事だが、以下、朝日新聞デジタル版(2020年8月12日 17時44分)から。

香港で民主派の有力者であるメディア創業者らが相次いで逮捕された問題について、台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統は12日、「香港社会の争いを解決し、安定を取り戻すには、北京当局(中国政府)が香港の人民と誠実に対話するしかない」と訴えた。
 蔡氏は党主席を務める与党民進党の会合で、談話を発表。台湾の民主化の歴史を振り返り、「人民は自由と人権を守るために、専制と抑圧に反対している。人民の意志を阻もうとする試みは徒労に終わり成功しない」と述べた。
 香港警察の捜索を受けた「リンゴ日報」は台湾でも日刊紙を発行している。蔡氏は「香港人が街頭に並んで新聞を買い求め、多くの地域で売り切れになった。たとえ白い紙であっても買うという人々の思いを聞いて心が震えた」と語った。(台北=西本秀)