南半球のスキー場(2)

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Skiing in Australia (courtesy of "Unsplash")

 コロナ禍のいま行けるわけもないのだが南半球はオーストラリアのスキー場を調べている。

 昨日紹介したPerisher Blueというオーストラリアのスキー場は、New South Wales 州にあるMt Kosciuszkoの周辺のスキー場である。

 Kosciuszkoは、ネットで調べてみると「コシウスコ」「コジアスコ」「コジウスコ」「コジオスコ」などさまざまに記載され日本語名が定まっていないようだが、発音上は「カジウスコ」とか「カシアスコ」と聞こえるため、ここでは正確な表記はあきらめてここでは「カシアスコ」と表記する。明らかに語源が英語ではないとわかるこの名称はポーランドリトアニアの英雄の名前から来ているらしい*1

 いずれにせよ、カシアスコ山は2228mあり、オーストラリア大陸の最高峰であるという。オーストラリアでは冬季主要なスキーリゾートとして知られる。

 カシアスコ山はニューサウスウェールズ州に位置しているが、ビクトリア州との州境であり、辺り一帯はカシアスコ国立公園になっている。

 ここら周辺にPerisher Valley, Smiggin Holes, Mt Blue Cow, Guthegaの4つのスキー場から成るPerisher Blue(標高1680m)もあり、Thredbo(標高1370m)、Charlotte Pass(標高1780m)もある。

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Kosciuszko National Park (courtesy of Google)

 Thredbo(標高1370m)は、スレドボ、あるいはスレッドボと表記されることが多いが、発音上は「スレ(ッ)ボー」に近い。

 Lonely Planetによると、Thredboでは長い距離を滑ることができるようで、670mの標高差を3キロのコースがあるようだ。他のスキーリゾートとは一味違うのは、Thredboは夏も花やハイキング、景色を楽しめるところのようだ。

 Thredboもスキー場は営業している。

 コロナ対策も表現の仕方は多少違っているが基本は変わらない印象をもった。

www.thredbo.com.au

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Lonely Planet guidebook "Australia"

 

*1:Kosciuszkoは、アメリカ独立革命時の歴史的人物であるにもかかわらず、英語の母語話者にとってもKosciuszkoの発音と綴りは難しいようだ。あのジョージ・ワシントンも12回も綴りを間違えたらしい。Kosciuszkoの発音の難しさはYouTubeをチェックしてみるとよくわかる。数年前にニューヨークに新たに作り直されたKosciuszko の名前のついた橋。その橋の名前を発音できないニューヨーク市民は少なくなかった。読みにくい漢字をそのままチェックせずに済ましてしまう日本人の姿勢とこれは似ている。