以下、朝日新聞デジタル版(2020/11/6 10:51)から。
開票作業が続く米大統領選は、ペンシルベニア、ジョージア両州の結果が焦点となっている。両州では共和党のドナルド・トランプ大統領(74)がリードしているが、民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が激しく追い上げている。いずれかでバイデン氏の勝利が確実になれば、各州に割り当てられた538人の選挙人の過半数(270人)を獲得できる。
AP通信によると、米東部時間5日夕(日本時間6日朝)までに、バイデン氏は選挙人264人を獲得しており、残り6人で過半数に届く。ただ、AP通信はアリゾナ州(選挙人11人)でバイデン氏の勝利が確実としているが、同州の勝者がまだ未定としている米メディアもある。一方、トランプ氏の選挙人は214人にとどまっている。
ペンシルベニア州(20人)は伝統的に民主党が強かったが、前回大統領選ではトランプ氏が勝利。今回も、両陣営が最重要州として選挙運動を展開してきた。5日午後10時30分時点で開票率は90%で、得票率はトランプ氏が49・70%に対し、バイデン氏が49・15%。一時は数十万票あったトランプ氏のリードが、3万票余りに詰まっている。理由は、民主党支持者の多い郵便投票の開票が後から行われているためだ。バイデン氏が4日、勝利を確実にしたミシガン州(16人)、ウィスコンシン州(10人)でも同様に、当初はトランプ氏がリードし、後からバイデン氏が逆転した。
(後略)
(ワシントン=園田耕司)