ここ数年の楽しみといったら、俺の場合、なんといってもスキーである。
まず、自然の遊びというのがいい。
自然の遊びといっても、俺の場合、まだ緩斜面の整地を滑るゲレンデスキーヤーに過ぎないが、スキー技術が向上したあかつきには、山スキー・ネイチャースキー・バックカントリーに挑戦したいと願っている。コブ斜面やデコボコの非圧雪斜面に対応できるようになれば、自らの技術向上の分だけ、人里離れた自然の景色を自分の眼で見ることができる。
さて、スキーなんてそれまで集中してやったことがないから、この3シーズン、スキースクールに通ってみた。コロナ禍ではあるが、今年4シーズン目を迎える。
ところで俺は車には乗るが、4WDの車に乗っているのに冬タイヤなんてそれまで必要もなかったから履かせたことがなかった。スキースクールで知り合いになった先輩スキーヤーに「4WDに乗っているならスタッドレスタイヤで問題なくスキー場に来れるよ。チェーンも必要ないよ」と言われ、2シーズン前から、初めてスタッドレスタイヤを履かせてスキースクールに通ってみた。冬タイヤなんて普通のことだろうが、自分にとっては初めての経験だったので何とも嬉しかった。
モノを知らずそのモノの持っている潜在能力を十二分に引き出してこれなかったと昨日デジタルカメラを引き合いにして書いたけれど、俺の場合、それは車にも当てはまる。
ここで思い出すのは、アオテアロア・ニュージーランドやオーストラリアがDIYの社会であるということ。これに対して、日本は時間を金で買う社会だということ。日本はサービス依存の便利社会だから、それだけ何事も身につかない。
アオテアロア・ニュージーランドでホームステイをしたとき、ステイ先の家族のお父さんは、車のエンジン音を聞いて、その日の車の調子を判断していた。車に対する感覚が鋭敏という他ない。日本はサービスをお金で買う、専門家にお任せ社会だから、ドライバーは何も知らなくても、そして何をしなくても、整備士お任せで済ませることができる。反面、日本のドライバーは甘やかされている分、何も身につかない。感覚も磨かれない。
さて、そろそろ冬タイヤを履かせる時期なので、今日は車の掃除をした。まず車の内部をダイソンの掃除機で清掃。でも拭き掃除が一番。ボンネットを開けることなどほとんどないのだが、開けてみたらあまりの汚れに驚いた。遠い場所に連れていってくれる愛車に申し訳ない気持ちで反省して掃除した。
自分で掃除をすると、ワイパーの運動部分の根元に枯れ葉が詰まっていることに気がついたりする。何事も掃除が基本ですね。