「国内のコロナ死者急増 1週間で196人、専門家危機感」

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以下、朝日新聞デジタル版(2020/12/4 13:15)から。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、死者が急激に増えている。3日までの1週間で亡くなった人は196人で、10月の月間死者数194人を超えた。重症化しやすい高齢者に感染が広がっていることが背景にあり、専門家も危機感を募らせている。

 朝日新聞の集計では、11月の死者は383人。さらに12月1日には1日あたりで最多となる40人の死亡が報告された。厚生労働省にコロナ対策を助言する専門家組織は3日、感染状況の評価の中で、初めて死者の増加にも言及。座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は「7、8月の感染拡大では若者が多かったが、今回は高齢者にも感染が広がっていることが要因だと思う」と話した。

 高齢者が集まる介護施設医療機関は感染を防ごうと努めてきたが、市中感染の広がりとともにクラスター(感染者集団)の発生が増えている。厚労省自治体の発表を元にまとめたデータでは、10月26日から11月30日までの約1カ月間で、医療機関で105件、高齢者福祉施設で133件のクラスターが報告されている。これらはいずれも、10月26日までの2カ月間での報告数(医療機関104件、高齢者施設96件)を超えている。

(後略)

 (月舘彩子、松浦祐子)