「トランプ氏支持者、連邦議会に侵入 銃撃された女性死亡」

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以下、朝日新聞デジタル版(2021/1/7 10:22)から。

 米首都ワシントンで6日、トランプ大統領の支持者らが連邦議会議事堂を囲み、午後2時(日本時間7日午前4時)すぎに一部が警察によるバリケードを突破して内部に侵入し、一時占拠した。議事堂では当時、大統領選の結果を確定させる連邦議会上下両院の合同会議が開かれていたが、議事は中断し、合同会議の議長を務めるペンス副大統領や議員が避難する事態になった。侵入前には、トランプ氏が支持者に議事堂で抗議するよう求めていた。

 侵入を受け、ワシントンのバウザー市長は午後6時から夜間外出禁止令を発令し、政府は州兵を出動させた。米メディアによると、議事堂に侵入した人は午後6時前に排除され、安全が確保されたという。また、少なくとも女性1人が議事堂で銃撃され、搬送後に亡くなったという。

 議事は午後8時すぎに再開された。ペンス氏は再開にあたって「議事堂で混乱を起こした人たちへ、あなたたちの勝利ではない。暴力は決して勝たない」とトランプ氏の支持者を批判した。

 トランプ氏の支持者はこの日に合わせて、ワシントンで抗議デモを計画していた。大統領選で「不正があった」と主張し、敗北を認めていないトランプ氏も正午前、ホワイトハウス南側の広場で演説し、「我々は決してあきらめない。我々は決して負けを認めない」と強調すると、大歓声が上がった。

(後略)

(ワシントン=香取啓介、園田耕司)