以下、朝日新聞デジタル版(2021/2/11 21:00)から。
2013年9月、「トーキョー」のかけ声とともに東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの招致が決まってから、7年以上の月日が過ぎた。大会組織委員会の森喜朗会長(83)が11日、辞意を固め、ブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で歓喜した招致の立役者たちは本番前に誰もいなくなった。
1枚の写真がある。
20年夏季五輪の招致をめざす東京の招致委員会が13年8月23日、東京都庁で開いた出陣式。最前列で気勢を上げたのは、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長、猪瀬直樹都知事、安倍晋三首相、森喜朗元首相(いずれも当時)だ。
半月後、20年大会を勝ち取るが、歓喜の輪はすぐに崩れることになる。
「徳洲会、猪瀬氏側に5000万円」
(後略)