「映画は軽く、渋谷は薄くなった アップリンク閉館が重い」

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以下、朝日新聞デジタル版(2021/5/18 8:30)から。

 コロナ禍で映画館の閉館が相次ぐなか、日本の代表的なミニシアター「アップリンク渋谷」が20日、閉館する。寂しさを抱えて、ライバル館の支配人や「ミニシアター育ち」という映画監督らを訪ねた。(田渕紫織)

 世界的にも映画館が多く集まる渋谷の街から、個性的なミニシアターが次々に消えている。

 道玄坂にあった「シネセゾン渋谷」がなくなったのは10年前。スペイン坂にあった「シネマライズ」は5年前。ついにアップリンクまで……。いずれも、記者が片田舎の中高生・大学生時代から、お小遣いやバイト代を握りしめ、電車に乗って通っていた映画館だ。

 いてもたってもいられず、まずはアップリンク渋谷からすぐ近くの老舗ミニシアター「ユーロスペース」の支配人・北條誠人さんに聞いた。

 「いつまで続ける?」

記事の後半では、「映画の重さが消えた」という横浜聡子監督、渋谷の激変を見つめる佐々木敦さんへのインタビューも。

 (後略)