以下、朝日新聞デジタル版(2021/6/25 19:37)から。
天皇陛下が名誉総裁を務める東京五輪・パラリンピックについて、宮内庁の西村泰彦長官が24日の定例会見で、陛下が新型コロナウイルスの感染状況を心配しているとし、「開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されていると拝察している」と述べた。「拝察」という奥ゆかしい日本語を用いたこの発言を、海外メディアはどう報じたのか。
米ワシントン・ポスト紙は、「東京五輪に日本の天皇から重大な不信任票」との見出しの記事で、「宮内庁長官によると、日本の天皇は東京五輪で新型コロナウイルスの感染が増加することを『懸念』しているようだ」と報道した。
同紙は西村長官が使った「拝察」という言葉には触れずに、「天皇が重大かつ物議を醸すテーマについて発言することはまれで、その意見には重みがある」と指摘する一方、「開催を決定した主催者の心境を変えるには遅すぎた」などと伝えた。
「予想外の介入」受け止めも
(後略)
(高島曜介、北京=高田正幸)
以下、Washington Postより。