"I’ve been in my mind. It’s such a fine line"の語感

 この前、Neil Youngの”Heart of Gold”*1の中の"I’ve been in my mind. It’s such a fine line."の意味をクラスメートやアメリカ人に聞くと、みんな同じ答えが返ってきた。何故、俺に、その語感がつかめないのか。悔しい気分に襲われた。自分には英語の語感が身についていない。自分にもピンとくるような知的枠組み(frame of reference)が欲しい。
 急に大学に入学する直前のことを思い出す。日本での大学生活。大学に入る前、何も知らないのに、なんとなく、人生のつまらなさを知ったような19歳の俺がいた。あの頃の、自分の英語の語感。なんと貧弱であったことか。大学に入ってからの文学部英文学科の授業の質。なんとお粗末な英語の香り。英語の授業は、文化的に豊かで、かつ厳しくなければダメだ。職場にもnative speakerが欲しい*2
 今の自分の力では、まだまだ足りない。進歩はしているが。
 残り、4ヶ月。有意義に使おう。その自信もついた。
 初めての外国滞在にしては、成果は大きい気がしてきた。

*1:Neil Youngの1972年のヒット曲で、高校時代によく聞いた。

*2:この時期には私の職場には外国人講師はまだいなかったが、その後常時いるような体制となった。他の私立大学付属のように、設立当時には外国人講師がいることはもちろん、イギリス語だけでなく、さらにドイツ語やフランス語を選択できる時期もあったようだ。