シロソ砦の展示から学ぶ

 シロソ砦入場料の8ドルを支払って敷地内に入る。バスでシロソ砦の高台まで連れて行ってくれて、そこから自分で歩いて回ることになる。
 イギリス軍がここを守っていて、日本軍が攻めてきた際にも、イギリス軍がここから防衛しようとしたように、シロソ砦には砲台がたくさんある。
 シンガポール人と一言で言っても、中国系、マレー系、インド系、東欧系といるから、基本的に侵略軍であり支配した構造には変わりはないが、日本軍に対する姿勢には各自ニュアンスの違いがある。
 たとえば、昨日も書いたように、中国系に対しては、中国本土とのつながりもあるので、査問したが、インド人に対しては反英的立場からインド独立を支持したりした。
 日本語の強制がむずかしいと判断した日本は最後は強制しなかったようだが、それでも、「学ベ、ツカヘ日本語」とキャンペーンをはり、日本語や歌を押しつけたことには変わりはない。
 日本語学習の成績優秀者には賞状を渡したりしたようだ。