さて、英語の話である。
新聞報道によれば、「中学校卒業段階で外国人来訪者に横浜の良さを伝え、簡単な観光案内ができること」「最終的な目標は70%の生徒が中学卒業時に英検3級に合格すること」としている。
一体全体、こんなことが必要なのか。
また、そんなことを全員ができるようになるのか。
万一達成できたにせよ、そのために他の時間を犠牲にしていないか。他に優先すべき課題はないのか。
そもそも、「外国人来訪者」という用語が、英語を話す人間に限定されることに、世界の把握の仕方として、つまり世界観の問題として、問題がないのか。