2005-06-02から1日間の記事一覧

まず日本語できちんとした情報が取れる国にしないといけない

これは横浜市のことではないが、「国際化」「グローバル化」している世界において、世界を知るには、英語が必要という意見があるが、外国語で世界を知るようになるには、相当の年月がかかる。むしろ母語の日本語でやった方が便利だし、効率がいい。ただしこ…

戦略をもって多種多様な外国語教育を

むしろ日本の言語環境を基本条件に、言語戦略と戦術を考えさせながら、多種多様な外国語を学ぶ生徒を増やす必要があるように思う。 英語を学ぶのであっても、大国主義的アジア蔑視、植民地根性的な白人崇拝意識を変えていく必要がある。 そのためには、中途…

外国語は単にできればいいという単純なものではない

これも何回も書いているように、私が昨年研修してきたアオテアロア・ニュージーランドのマオリは、例外なく英語を話す。それは、学校で英語を押しつけられ、マオリ語が弾圧された結果だ。 植民地教育の中で、支配者の言語を話させた例は世界にたくさんある。…

観光案内ができるベレルにしたいと言うけれど

さて、英語の話である。 新聞報道によれば、「中学校卒業段階で外国人来訪者に横浜の良さを伝え、簡単な観光案内ができること」「最終的な目標は70%の生徒が中学卒業時に英検3級に合格すること」としている。 一体全体、こんなことが必要なのか。 また、そ…

横浜市の小学生の英語教育

朝日新聞を読んでいたら、横浜市で小学生の英語教育が始まろうとしているとの記事が掲載されていた。 現状では、私は小学生の英語教育に基本的に反対である。 それは、今の日本では、まず日本語できちんと考えることができて、日本語で自分の意見を表現でき…