shyは、もちろん、「恥ずかしい」「恥ずかしがりの」という意味の基礎語彙だ。
連日マルディグラの報道をしているCNNで、「〜まであと〜日」という表現でshyを使うということを、恥ずかしながら私は初めて知った。
電子辞書で調べてみると、以下のような用例が載っている。
He died two days shy of his 95th birthday. (Cobuild)
I’m 3 days shy of my 88th birthday. (Cobuild)
トランプのポーカーで、掛け金を払うのに「充分な金を持たないこと」や、馬の「とびのき」や「あとずさり」、果ては「高利貸し」もshyと言うらしい*1。
shyの動詞として、Cobuildに、When a horse shies, it moves away suddenly, because something has frightened it.というのがある。shyのシンボルをつかむには、この馬の「あとずさり」が絵になってわかりやすい。だから、shy of〜は、short of〜になって、underのイメージが出てくるのだ。
すでに習得したと思っていても、かように、簡単な語彙を侮ってはいけない。
*1:ただし「高利貸し」を意味するshyは、語源的には基礎語彙のshyとは関係ないと思われる。