既習事項で新しい概念を説明するというのはコトバの学習における基本である。
語彙定義を学年指導として音声でやっているが、自分の教室では、ほとんどやってこなかった。せっかく学年で指導しているのだから、教室でも新語の説明を、既習事項を用いてやってみようと思った。
いわゆる英英辞典に関しては電子辞書も含めてこれまでいくつか持っているが、授業で新語を紹介する際のSpeaking用としてLongmanのLongman Basic Dictionary of American English Paperback (Longman Dictonaries)を買ってみた。
この辞書は、巻末に語彙リストがあり、これが大体2200語くらいの基礎語彙になっていて、この制限された語彙だけで1万語ほどの語彙の定義を書いている。
もとよりこの辞書は教師用ではなく、学生用・一般用であり、レベルは「中級の下」(Lower Intermediate)となっているけれど、教室でのSpeaking用にちょうどいい。