ジョージ=ワシントンは本当に安全か

amamu2006-04-20

 昨日のIHTで、横須賀市長がアメリカ合州国の核航空母艦原子力空母)の受け入れる方向性を出したことが記事に載っていた。これは朝日新聞の記事を翻訳したものだから、日本語のものを紹介すればよいのだけれど、日本の新聞が手元にないのでIHTを使って引用する。
 キティホークに代わって、2008年にジョージ=ワシントンを配備するというのだが、この原子力空母の安全性を巡って論議になっている。
However, Kabaya changed his tune after receiving a U.S. document providing a detailed explanation of the functions and safety of U.S. nuclear-powered warships.
“If the document is reliable, then I can’t think of any reason to object,” Kabaya told reporters Monday.
 この「もし書類に信頼性があって当てになるなら、反対する理由はありません」との横須賀市長の態度だが、これで本当に大丈夫なのだろうか。
 常々私が考える日米関係で一番の問題は、日本の自主的判断力の欠如である。これまで非核三原則の遵守にしても、日本に寄港する核搭載問題でもアメリカ合州国が核を積んでいないというのだから積んでいないのでしょうという感覚だった。これで自分たちを守ることができるとしたら、それは余程おめでたい人だ。BSE問題にしても、同様である。
横須賀市長は、「期待した以上に書類は具体的で詳細にわたっている」(Kabaya said the U.S. document was “more concrete and detailed than I had expected, and not superficial.”)とのことだが、大災害が起こってからでは、遅いのだ。