沖縄米軍海兵隊のグアム移転費用負担問題ほど、日本国民を愚弄する問題はない*1。
まず、他国の軍隊のその本国への移転費用を、独立国がまかなうことの是非、国民の血税でまかなわれることの是非の問題がある。
さらに、小泉首相は、国内では、小さな政府だとか何とかといって経費削減をアピールしているけれども、これまでの「思いやり予算」に加えて、他国の軍隊の移転費用を6割*2も支払うというのはいかがなものか。
そして、その金額の莫大さである。
内容は、移転費用といっているが、基地内の司令部庁舎、海兵隊宿舎、厚生施設、道路などの整備費用も含まれているというもので、これでは呆れてものが言えない。
先の岩国市長選、沖縄市長選で示された民意をどう考えるのか*3。
国民が徹底して愚弄されているわけだが、こうした問題に怒ることをしなければ、国民はますますなめられるばかりである。