2003年の「スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]」というコメディ映画を観た。
ジャック・ブラック(Jack Black)主演で、まさにはまり役。ジャックブラックの素晴らしい演技が目立った。ジョーン・キューザック(Joan Cusack)もスティービーニックス好きの女性校長役を好演していた。オーディションを受けて合格したという子役たちもとてもいい。
PG-13に指定されている映画だが、教育的でもある。設定はよくある話なのだが、何かに取りつかれて何かをやろうとする意欲と情熱、そして技術力と指導力の重要性をうまく表現している。情熱が重要であることは、学問もロックも変わりがない。
Led ZeppelinのImmigrant Song、Deep PurpleのSmoke on the Water、CreamのSunshine Of Your Love、DoorsのTouch Meなどのロックの古典、そしてWhitney Houstonのヒット曲Greatest Love Of Allの歌詞が出てきたりと音楽好きにはたまらないのだが、そうした背景的知識がなくても楽しめるだろう。シーンにも台詞にも無駄がなく、B級映画の最高峰のひとつと言ってもいいかもしれない。
最後のライブシーンでの演奏、アンコール、練習風景と、エンドクレジットが流れる最後の最後まで楽しませてくれる。
Richard Linklater監督で、同監督による他作品としては、「がんばれベアーズ」などがある。