「心の病で労災 最多」という記事が朝日新聞に載っていた。
うつ病などの精神障害で労災認定を受けた人が、昨年度、205人にのぼり、これは前年度日1.6倍になり、過去最多となった。「景気回復の足元で労働者の健康がむしばまれている実態が浮き彫りになった」と報じている。
景気回復といっても、圧倒的多数の国民や労働者側は実感があるのだろうか。企業に対する優遇税制で空前の利益をあげているといっても、それは企業側だけのことだ。濃く脚競争を口実にして、実質は労働者を踏みつけにして、儲けていると言ってもよい。心の病による労災が過去最多となっても、おかしくない。