風祭から135号線を真鶴まで走る

135号線

 これは先日のことだが、小田原から箱根に向かう二つ目の駅・風祭に、有名なうなぎやさんがある。前から気になっていたので、初めて立ち寄ろうと思い、8.5キロのBridgeston Transit Super Lightを折り畳んで、電車に乗った。
 風祭駅で降りて駅前でTransit SLを組み立てて店までポタリング。店の前まで歩道で走れず、歩道橋を渡って行かないといけない。自転車に配慮のない道路環境は悲しい。
 この店はかなりの有名店だから、大方の客は自動車で来られている。自転車で来ているような客はいない。自転車を折り畳み、バックに入れて店先に置いて、上うな重をいただく。接客は丁寧で、味もまずまずだった。
 店前で再度Transit SLを組み立て、小田原方面へ下る。風祭の付近もそうだが、この辺は歩道を走れるので、安全なポタリングができる。小田原方面から真鶴方面へ向きを変えて走る。
 早川のあたりは、歩道を走れるので問題ないが、根府川あたりから、135号線は、自動車道路の様相を呈してくる。車の運転手は、ロードレーサーならいざしらず、Bridgestonの小径車などが走っているとは思わないだろうから、このサイクリングはかなり危険である。走るスピードを一定にして、ふらつかないように安定して走らないといけない。また、このルートはエスケープルートが確保しにくい。135号線に乗ったら、真鶴まで行かなければならない雰囲気だ。
 実は、この135号線のコースは、市販の自転車コースガイドに紹介されているルートで今回初めて走ることになる。135号線は、潮風にあたりながら走れる海岸線のルートなのだが、なにしろ自動車の交通量が多いから、小径車のサイクリングには向かない。自動車が少なければ、楽しいサイクリングになるけれど、そんなことは今の日本では無理だ。結局、135号線から小径車は追い出されてしまうということになる。海岸線を走るのなら、この前走った西伊豆の方が断然楽しい。
 真鶴半島に入る手前の真鶴道路も景色はいい。猛スピードで走る自動車がなければ、いいサイクリングになるかと思うと、複雑な気持ちになる。
 真鶴半島もポタリングしようと思ったが時間がない。Transit SLを真鶴駅前で折り畳んで、帰路に着いた。