Neil Youngの新譜"Americana"を聞いた。
本作はCrazy Horseとの演奏によるもので、Crazy Horseとの共演は、前作"Greendale"以来、9年ぶり。
といっても、曲目は、アメリカ人なら幼稚園時代から聞いているフォークバラッズのカバーアルバム。
1曲目は、なんとStephen Fosterの"oh susannah"。アルバム内のライナーノーツによれば、フォスターのこの曲は1847年9月11日に演奏されたという。
James Taylorのアルバム"Sweet Baby James"の中の"Oh, Susannnah"のほうがオリジナルに近いが、本作に収められたアメリカーナヴァージョンの演奏は、Tim Roseによってアレンジされ、The Big Threeによって1963年に演奏され、1964年にTim Rose and the Thornsによってアップデイトされた演奏が土台になっているという。Tim Roseと彼のバンドは、フォークソングをロックンロール、フォークロックにアレンジして演奏したという。Neil Youngの新作「アメリカーナ」全体は、こうしたアイデアによって編曲されている。
1曲目の「oh susannah」だが、ファンキーでグルーヴいっぱいの演奏になっている。B-A-N-J-Oの発音が、アルファベット読みになっているが、これはTim Rose ヴァージョンだからなのだろうか。Tim Roseヴァージョンを聞いたことがないのでわからない。
"God Save the Queen"はニールヤングが子ども時代に毎朝学校で歌った唄だという*1。
長年のファンの俺としては嬉しい一枚であるけれど、新作"Americana"は、おそらく賛否両論だろう。
Woody Guthrieの"This Land is Your Land"では、Stephen Stillsがヴォーカルで参加している。
以下、pitchforkのレヴュー。
https://pitchfork.com/reviews/albums/16684-americana/