11月20日の朝日新聞に「木下恵介生誕100年祭」の話題が掲載されていた。
木下恵介監督の「二十四の瞳」は、日本が誇ることにできる素晴らしい映画作品のひとつと俺は高く評価しているが、木下恵介監督の評価は「不当に」低い。
レンタルビデオ屋さんで借りようと思っても、「二十四の瞳」「楢山節考」「笛吹川」「カルメン故郷に帰る」「喜びも悲しみも幾年月」「野菊の如き君なりき」くらいではないのか*1。黒沢明監督と比べれば、木下恵介監督の評価が「不当に」低いことが理解できるが、アニメの原恵一監督も、「黒沢監督に比べ、木下監督の評価は不当に思えてなりません」と語っている。
実は、原恵一監督の作品を1本も観たことがないし、原恵一監督のお名前も初めて知るのだが、新聞の紹介記事によれば、「木下に心酔するアニメの原恵一監督は今、若き木下を主人公にした実写映画を撮影している」という*2。これは、完成したあかつきには是非見てみたいと思う。
この原監督の映画で取り上げられている木下恵介監督の「陸軍」も観ていないが、他に、「永遠の人」も、「風花」も、「女の園」も観ていない。
木下恵介生誕100周年祭を機会に、木下恵介監督の作品を1本でも多く観てみたい。