「西川農水相、強気の答弁から一転 最後はぼやき」

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 西川農林水産相の辞任について、朝日新聞が報じている。

 私がいくら説明しても分からない人は分からない――最後に残したのは、こんなぼやきの言葉だった。「政治とカネ」をめぐる追及に、強気の答弁を繰り返していた西川公也農林水産相が23日辞任した。地元・栃木や農水省には落胆の声が広がった。

 辞表提出後、首相官邸を出た西川氏は、朝日新聞の取材に対し「違法行為は全くないのに、いろいろ迷惑している」と不満を口にした。辞任の理由については「(内閣に)迷惑かけるわけにいかない」と説明。「私は潔い男だから。つまらんことで同僚の大臣がいじめられないように。私が連鎖を断つという気持ちですから」と淡々と語った。

 国の補助金交付が決まった栃木県鹿沼市の木材加工会社から300万円の寄付を受けていたことなど、一連の「政治とカネ」の問題の違法性の認識について、「法律なんか何も触れていない」と改めて強調し、1分ほどで立ち去った。