「明大院教授を懲戒免職 司法試験問題を漏洩」

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 以下、朝日新聞デジタル版(2015年9月11日20時07分)から。

 明治大学は11日、司法試験の問題の一部を漏洩(ろうえい)したとして国家公務員法守秘義務)違反の疑いで告発された同大法科大学院の青柳幸一教授(67)について、12日付で懲戒免職にすると発表した。同大は「司法試験制度の根幹を揺るがしかねない重大な事態で、厳しい姿勢で臨むことにした」としている。

 法務省は、青柳教授が教え子だった20代の受験生の女性に対し、自身が作成を担当した憲法に関する論文式の問題を漏らした疑いがあるとして、同法違反容疑で東京地検特捜部に告発した。特捜部は青柳教授の自宅や同大学院の研究室を家宅捜索。任意で事情聴取をするなどして関与を調べている。青柳教授は法務省の調査に漏洩を認めたという。

 10日にあった参院法務委員会では、上川陽子法相が、青柳教授が今年2〜4月に複数回にわたり、研究室で女性に問題を教えていたと説明。マークシート方式の短答式試験でも問題を漏らした疑いがあることを明かしている。