「中高年のためのらくらく安心運転術」を読んだ

 日本の都会に住んでいるのなら、車は必要ないと思ってきたし、今もそう思っている。
 本屋に立ち寄ったり、レコード屋に立ち寄るのが好きだったから、都会では、電車で十分と思ってきた。
 免許をもっていなかった若いときに、はじめての海外であったアメリカ合州国で、日本の大学生にレンタカーに乗せてもらったことがあり、それが免許を取ろうと思ったきっかけだった。のちに、子どもの送り迎えや買い物など、日常生活を暮していくうえでも必要になった。
 車は旅行にもつかった。
 旅行では、どちらかといえば、海外の旅行でつかった。
 アメリカ合州国の西部周遊や、オーストラリアではヴィクトリア州とタスマニア、ハワイ島アイルランド周遊、アオテアロアニュージーランドの北島と南島。これらの旅には、自動車が必要だったし、車を使った旅は、便利で楽しい充実したものになった。
 けれども、俺は車の運転はけっして得意なほうではないし、車についても詳しくない。スキーに出かけるのに車を使いたいとも思うが、雪道を走るのはからっきし自信がない。
 タイヤのパンクも、ハワイ島で1回。オーストラリアで1回。現地の人に助けてもらった。
 Do it yourselfの精神からすれば、そんな自分でも車を運転し続けてきたことに、多少なりとも恥ずかしさを感じているのが正直なところだ。

 そんな情けない俺だが、車選び関係では、「間違いだらけのクルマ選び」など、主に徳大寺有恒氏の本を読んで参考にしてきた。
 その徳大寺氏も、2014年にお亡くなりになった。合掌。
 今回、徳大寺氏の「中高年のためのらくらく安心運転術」を読んだが、たいへんためになった。
 車の運転をするのであれば、旅にも役立てたい。車の運転をするのであれば、「安全・安心」な運転に心掛けたい。