以下、朝日新聞デジタル版(2018年9月3日15時37分)から。
大リーグ、エンゼルスの大谷翔平(24)が2日(日本時間3日)、米テキサス州ヒューストンでのアストロズ戦に先発した。一回は最速99・3マイル(約159・8キロ)を記録。二回は打球を右手で捕ろうとして薬指にあててしまう場面もあり、三回途中、49球、2失点で交代した。
エンゼルス大谷、3回途中で降板 3カ月ぶり「二刀流」
大谷、無意識に出た右手に打球が… 不安残った復活登板大谷は右ひじを痛め、6月6日のロイヤルズ戦を最後に登板していなかった。試合後の報道陣との主なやりとりは次の通り。
――きょうの満足度は。
「決まった球数のなかで、2点取られて、三回途中で降りてしまったので、自分としては仕事はあまりできなかった」
――一回は99・3マイル(約159・8キロ)と、らしいボールもあった。
「2アウトまではそれなりにすぐ取って、そこからちょっともったいなかった。もうちょっとテンポよく行ければよかった」
――球威は。
「そんなに力を入れるつもりはなかったが、やっぱり人が(打席に)入っていて、こういう舞台で投げるということで勝手に出力が上がってしまった。それなりにいいボールはあったんじゃないかと思う」
――ソーシア監督は、腰のはりもあったと。
「明らかに練習で投げる出力より高い。体にかかる負担ももちろん大きくなる。またあしたの状態をみて、もう1回しっかりやりたい」
――投手の本能か、どうしても(打球を止めようと)手が出てしまう。
「僕はあまり今まで(手を)出したことがなかったので。自分でもびっくりした。反応というか、何となく捕れる感じだったので、手が出てしまった」
――三回、球速が落ちた自覚は。
「投げている感じが、あまり(ボールが)走っていないなという感じはしていたので」
――右ひじは問題ないのか。
「今のところはそうですね」(ヒューストン=山下弘展)