「「言いたいこと我慢したくない」SPA!抗議の女子大生」

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以下、朝日新聞デジタル版(2019年2月4日15時37分)から。
 

男性誌「週刊SPA!」に掲載された「ヤレる女子大学生ランキング」と題した記事の取り下げなどを求め、1月初め、ネット署名を呼びかけた。「あまりに女性を蔑視した記事。驚いた」。2日で賛同者は2万人に。編集部が謝罪し、編集長との対談も実現した。

 「この子、就活できないね」「内定取り消されるべきだ」。ネットにはそんな声もあふれた。一方、海外の複数の企業からは「採用したい」と連絡があった。

 都内のインターナショナルスクールを経て国際基督教大に進み、経済や国際関係を学ぶ4年生。昨夏までチリに1年間留学した。チリは市民の政治への関心が高く、自身も同級生らと政治について当たり前のように議論した。「日本で言うところの『意識高い系』? その言葉、本気でなくしたい」

 子どもの教育支援をする国際NGOの代表や、人や環境に配慮したエシカル(倫理的)ファッションを提供する組織の代表……。何足のわらじを履いているのか、すぐには自分もわからない。「持続可能な社会を作りたい」と思う。

 「日本社会は女性が声を上げるとマイナス評価になる」。週刊SPA!問題をきっかけに、ジェンダー平等をめざす会を立ち上げた。名前は「Voice Up Japan」にした。「したいことはする。言いたいことは言う。我慢したくない」(山下知子)