以下、朝日新聞デジタル版(2021/7/24 23:31)から。
札幌ドームで24日に行われた東京オリンピック(五輪)のサッカー女子1次リーグE組の日本―英国で、英国チームの選手たちが試合開始前にピッチ上で片ひざをつき、人種差別に抗議した。日本の選手たちも同調した。欧米で広がっている行為だが、日本の代表チームが行うのは珍しい。
主将のDF熊谷紗希によると、知り合いの英国選手から試合前の行為について連絡を受け、チーム全員で話し合ったという。「私たちも人種差別について考えるきっかけになった。イギリスの選手たちのアクションに対してのリスペクトという意味で、私たちもやろうと決めた」と説明した。
国際オリンピック委員会(IOC)は、これまで五輪憲章第50条に基づいて政治や宗教、人種的な意思表示を禁止してきたが、今大会からは競技会場でも試合前や選手紹介など一部に限って容認する方針としていた。
試合は日本が0―1で敗れた。