以下、朝日新聞デジタル版(2019年5月24日12時42分)から。
北方領土返還を巡り「戦争」に言及した丸山穂高衆院議員(日本維新の会から除名)は24日、事実関係の聴取のため出席を求められていた衆院議院運営委員会の理事会を欠席した。体調不良を理由に挙げ、理事会に提出された診断書には「2カ月間の休養が必要」と記されていたという。
丸山氏欠席を受け、理事会は、今国会中にも高市早苗議運委員長や与野党議運筆頭理事の3人による本人聴取が可能か丸山氏側に打診することを決めた。聴取できない場合、北方領土へのビザなし交流に同行した政府職員からヒアリングを行うことを検討する。
丸山氏に対しては、野党6党派が議員辞職勧告決議案、自民、公明両党が譴責(けんせき)決議案を提出。その後、23日発売の週刊文春が「戦争」発言とは別の、丸山氏の女性に関する不適切発言などを報道。理事会は二つの決議案の取り扱いを協議するため、丸山氏本人の聴取が必要と判断している。
開会中の通常国会は6月26日に会期末を迎える。