キャンプを続ける

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さて野外フェスも昨夜で終わり。キャンプ場から撤収しなければならない。

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今回のフェスでは唯一ありがたい施設である森林の湯で疲れを癒す。朝風呂は割引があって700円。
  テント撤収。

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 今回の野外フェスは自炊ができないので自由なキャンプとはいえない。気分直しにここから西伊豆オートキャンプ場をめざすことにした。駅近くで買い物。この駅前には戦前の修身で繰り返し利用され、今また「道徳教育」で悪用されようとしている点で問題のある二宮金次郎*1があった。

 買い物を済ませ西伊豆オートキャンプ場をめざす。今回は山側からアクセス。絶景が望める仁科峠を越える。対向車が来たら、互いに譲り合わないといけない道路が続く。所々に対向車とすり抜けられるスペースがあることが救いだ。

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  こうしてようやく西伊豆オートキャンプ場にたどり着いた。車一台、大人二人で6500円。

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  他にはオートバイのソロキャンプの男性が二人しかいない。とにかく空いているキャンプ場はいい。
  この時期焚き火台が欲しいがあいにく持っていない。トライポッドがあればなおいい。ランタンはあるが、大きなテーブルやランタンの釣り台もない。キャンプギアについては課題が少なくない。

  そうした中でこのキャンプ場のお風呂はうれしい。せせらぎも心地よい。

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*1:貧乏による生活苦。苦学した金次郎。こうした「勤勉」「節約」のイメージが、戦前の修身で繰り返し利用された。そして、現在の道徳教育にいま再び利用されようとしている。背中に薪をしょいながら本を読んでいる金次郎像は今日なお日本のあちこちにあるが、史実によれば、金次郎が実際に勉強を始めたのは17、8歳の頃だという。つまり薪をしょって読書をしている金次郎像はフェイクということになる。識者によれば、二宮尊徳の思想で評価しなければならない点は、むしろ人と社会に対して働きかけることが大切だという「人道」の重要性を指摘したところにあるという。こうした尊徳の本領を指摘した論考は少なく、作られ歪められた金次郎のステレオタイプが再び道徳教育で利用されんとしている。