以下、朝日新聞デジタル版(2019/12/4 15:15)から。
アフガニスタン東部ジャララバードの地元警察などによると、4日朝、同国で人道支援に取り組んできたNGO「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の現地代表で、医師の中村哲さん(73)の乗った車が何者かに銃撃された。中村さんが負傷して病院に運ばれた。
地元テレビによると、車に乗っていた運転手や警備員ら数人が死亡したという。
現地住民が目撃者の話として朝日新聞に伝えたところでは、中村さんの車に不審な四輪駆動車が近づき、中から出てきた男がタイヤに発砲した後、車内に向けて銃撃を始めた。銃撃後、四輪駆動車に乗って逃げたという。
同会によると、同日午後1時前に現地スタッフから中村さんが負傷したという連絡が入った。現地時間の同日朝、アフガン東部で進めている灌漑(かんがい)工事の現場に車で向かう途中、銃撃を受けたという。中村さんは現地の病院の集中治療室で手当てを受けているが、「命に別条はない」と連絡を受けているという。(バンコク=乗京真知)