「首相「ホテルとの契約は個人」 不記載の合法性を強調」

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以下、朝日新聞デジタル版(2020/1/31 21:00)から。

 「桜を見る会」の前日に例年行われてきた安倍晋三首相の後援会主催の夕食会をめぐり、首相は31日、政治資金収支報告書に夕食会の記載がない理由として、新たな説明を展開した。会場のホテルと契約を交わしたのが後援会ではなく、参加した800人の「個人」というもので、不記載の合法性を強調した。専門家からは「脱法行為だ」との指摘が出ている。

 31日の衆院予算委員会の集中審議で、野党統一会派山井和則氏(無所属)に答えた。

 収支報告書への不記載はたびたび追及されてきたが、首相は「ホテル側立ち会いのもと、事務所職員が集金し、ホテル側に渡した。主催の後援会の収支は一切無い」として、問題ないとの立場を取ってきた。

 だが、この日の審議で、「後援会主催のパーティーは、収支がゼロなら記載の必要がないのか」と問われた総務省の赤松俊彦選挙部長が、「収支の結果がゼロかどうかは関係ない」と答弁。「収支ゼロ」だから「記載しなくていい」とはならないとの見解だった。

(後略)

(三輪さち子)