スキー合宿5日目 新雪を滑る

  合宿最終日。

  強風のためゴンドラが動くか心配されたがなんとか動きそうだ。ただいつもの定刻には動かなかったのでレッスン前のダウンヒルの滑走は諦めた。

 レッスン開始。ゴンドラに乗って新雪の斜面へ。

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 大雪ではなかったから膝まで積もっているような新雪ではないのだが、自分に新雪の経験がないため、スキー板がはずれる。板がはずれた場合、新雪の斜面は雪がふわふわだから土台がつくりにくい。そうした新雪にたいする対応のしかたを学ぶ。

 新雪での滑り方は、一番前のスキーヤーラッセル状態となるため、あとで追いかけるスキーヤーのほうが当然早くなるが、スピードコントロールをどうすべきかわからない。木々が生えているからプルークボーゲンでは木々でまた裂き状態になりそうで、その対処の仕方がわからない。足もとられるし、新雪でのプルークボーゲンは賢い方法ではない。ひとつの方法は、ラッセルをしてくれたスキーヤーと同じトラックを滑るのではなく、片足だけでもわざと新雪を滑る方法だ。それでグリップがきいて遅くなりスピードコントロールが可能となる。

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 今回のスキー合宿は、コブ斜面・新雪。エキスパートゲレンデ・ジャイアントと、初めてづくしが多く、たいへん充実したスキー合宿となった。。

 あらためてスキーヤーの入口に立った気分だ。

 シーハイル。

    往復で 610キロメートルのドライブで帰宅。

 雑誌SKI Journal(2009年12月号)の付録でついてきたDVDに月刊トップスキーヤーとしてリッチー・ベルガー(Richard Berger)氏のスキッド&カーブの滑りが映し出されている。当時は「猫に小判」で、今もすぐにできるわけもないが、めざすべきオーストリアスキーの模範として大変参考になる。スキーヤーとしての入り口に立ち、それくらいはわかるようになってきたということだ。

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