以下、朝日新聞デジタル版(2020/3/13 9:30)から。
森雅子法相は13日午前の衆院法務委員会で、東京電力福島第一原発事故の際に「検察官は最初に逃げた」とした自らの国会答弁について、「心よりおわびする。答弁を撤回する」と陳謝した。「私の個人的見解を述べたが、検察を所管する法務大臣として検察の活動について個人的な評価を述べたことは不適切だった」とも語った。
同委の冒頭で発言した。問題となったのは、東京高検検事長の定年延長問題に関連する9日の参院予算委での質疑で、「東日本大震災の時、検察官は(福島県)いわき市から国民が、市民が避難していない中で最初に逃げた。その時に身柄拘束をしている十数人を理由なく釈放した」とした答弁。
森氏は11日の衆院法務委で「個人の見解だった」と釈明したが野党は反発。国会は12日午前から全面的に審議が止まり、安倍晋三首相が森氏と面会し厳重注意したことを受け、同日夕から審議が再開していた。