以下、朝日新聞デジタル版(2020/8/19 17:57)から。
日本学術会議の分科会(委員長・伊藤たかね東京大大学院教授)は18日、大学入試での英語試験のあり方について提言をまとめた。英語を「書く」「話す」力は大学入学共通テストではなく、各大学が必要に応じて測るよう提案。民間試験の活用も、大学の判断にゆだねるよう求めた。
来年1月から始まる大学入学共通テストで、文部科学省は当初、英語の4技能(読む、書く、聞く、話す)を測るのに、民間試験を活用する方針だった。
だが、住む地域や経済状況による受験機会の格差が生まれる事態が避けられないなどとして、昨年11月に見送った。新入試制度が始まる2024年度以降にどうするかは、有識者会議の「大学入試のあり方に関する検討会議」で検討している。議論の成果は来年1月の第1回共通テスト以降にまとめる見込みだ。
(後略)
(編集委員・氏岡真弓)