「国際飼育基準案「反対を」 鶏卵業者、吉川元農相に依頼」

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以下、朝日新聞デジタル版(2020/12/4 5:00)から。

 鶏卵生産・販売大手「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表(87)が自民党衆院議員の吉川貴盛・元農林水産相(70)=北海道2区=に計500万円を提供した疑いがある問題で、前代表は現金を渡した際、日本の鶏の飼育環境に否定的な国際機関の基準案に「農水省として反対意見を出してほしい」と依頼していたことが、アキタ社関係者などへの取材で分かった。その後に政府から反対意見が出され、基準案の内容が見直されている。

 アキタ社をめぐっては、検察当局が7月に家宅捜索している。

 関係者によると、前代表は2018年11月、19年3月、同年8月の計3回、農水相だった吉川氏に大臣室と都内のホテルで計500万円を渡した疑いがある。吉川氏は取材に「あるわけない」と現金授受を否定した。

 家畜の衛生向上を目的とした国際機関は当時、ストレスを減らす「アニマルウェルフェア(動物福祉)」に基づいた基準づくりを進め、18年9月ごろに「巣箱」「止まり木」の設置を義務化する案をまとめた。日本ではカゴに入れるケージ飼育が主流なため、基準案を満たすには、広いスペースを確保する大規模な設備改修が必要になる。

(後略)