以下、朝日新聞デジタル版(2021/1/18 21:00)から。
東京都は18日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1204人確認したと発表した。6日連続で1千人を上回った。また、自宅療養中だった70代男性を含む計3人が死亡したことも明らかにした。自宅療養中に死亡したのは都内で4人目となる。
都によると、この男性は8日に感染が判明し、当時は無症状。本人の希望などから自宅療養になったという。保健所が毎日電話で健康観察をし、12日に息苦しさを訴える報告があったが、入院が必要とは判断されなかった。14日には家族から「落ち着いている。熱も36度台」との報告があったという。だが同日夕、自宅で意識を失っているのを家族が発見して救急搬送され、死亡が確認された。
都によると、18日時点で自宅療養は9442人と過去最多にのぼる。都は70歳以上の感染者は入院としているが、担当者は「患者がこれだけ増えているのですべての方がすぐ入院できる状況でない。無症状や本人の希望もあり自宅療養となった」と説明する。
また「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))を使用」とする都基準の重症者数は、前日から5人増えて143人だった。