「皆川賢太郎が教えるスキー完全上達」を読んだ。
スキーを集中的にやり始めてまだ数シーズンに過ぎないから、レーシングに興味があるはずもない。興味があるのはどんな山でもどんな雪の状態でも安全に下りてこられる技術と経験だ。たまたま手にとった本書の著者・皆川賢太郎氏も知らなかった。ようやく中級者だから当たり前だ。
テキスト量はそれほど多くない本書は、あれこれ細かいことが書いてあるというより、大切なことがすっきりと書かれているため、たいへん読みやすかった。そして大変ためになった。
たとえば、「賢太郎の基本」。
- コブが大好き
- 走るようにすべれ
- 大事なことは多くない
- 「技術の核」手を前に出せ
- 「技術の核」お尻を落とすな
- 「技術の核」後傾はダメ
- 「技術の核」足首を使え
- 「技術の核」肩から入るな
- 「技術の核」外足を蹴れ
- 「技術の核」背筋を伸ばせ
- 「技術の核」核を身につけろ
- 自分らしさを大切に
ほかにも、「足下から考える」「スキーの支配者になれ」「スキーは特別ではない」など、俺のような中級スキーヤーでも触発されるコトバが本書にはいっぱいだ。