「丸山貴雄のよくわかるコブレッスン」を読んだ

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丸山貴雄のよくわかるコブレッスン(山と渓谷社

 4年前より集中的にスキーを始め、なんとかスキー初級者から中級者になったけれど、コロナ禍のため今シーズンはベストシーズンにスキーができなかった。仕方がないので、春スキーやコブにも挑戦してみようと思い直し、春スキーに挑戦してみた。

 以前は12月から3月で自分のウィンターシーズンは終わりと考えていたから、これは大きな変化といえる。

 けれどもコブへの挑戦は時間的余裕がなくできなかった。

 自分のことでいえば、コブに関する体験では、まず圧倒的に経験が少ないこと。そして、コブに対する対応技術を学んだことがないため全く対応できないということがある。これはある意味当たり前だと思う。それで何かヒントはないかと、とりあえず本書に手を出してみたということだ。

 本書を斜め読みして解説欄にある画像だけを見て理解するのは初心者には少しわかりにくいだろう。ただし付録のDVDはわかりやすい。このDVDなら、ゲレンデスキーの中級者であればわかるだろう。

 自分なりに気づいたことは、いきなりコブに飛び込むのではなく、まずは圧雪されたゲレンデでのスキーの所作を理解し実際にそのスキー所作ができなければならないということだ。圧雪されたゲレンデで、コブに対応できるようなスキー操作ができなければ、いきなりコブに飛び込むというのは無謀である。それがよくわかったのは成果だった。

 言うまでもなくゲレンデスキーの中級者は通常のターンを一生懸命練習している。これまでの自分の経験としては、圧雪されたゲレンデでコブ対応の練習を集中的にやったことはない。コブの練習をするよりまずは圧雪バーンでの通常ターンの練習をしなければならない技術レベルだからだ。自分の場合は、コブに飛び込む前に、圧雪されたゲレンデでコブ対応の練習を集中的にやる必要があるだろう。