以下、朝日新聞デジタル版(2021/5/27 7:25)から。
米カリフォルニア州サンノゼ市の公共交通局の車両基地で26日午前6時半すぎ、銃撃事件があった。地元警察によると、銃撃で8人が死亡し、容疑者の男も自殺した。当局は動機などを詳しく調べている。
銃撃事件があったのは、シリコンバレーで公共交通網を提供する「バレー・トランスポーテーション・オーソリティー(VTA)」で列車が置かれている拠点。銃撃事件があったとの通報があり、警官らが駆けつけると、まだ銃声が響いている状態だったという。その後、8人が犠牲になっていることが確認された。犠牲者のほかに、容疑者の男も死亡していた。警察側は銃で応戦しておらず、容疑者は自殺したとみられるという。
現場は、警察署が隣接し、地方政府の建物もそばにあり、交通量や人通りが多い繁華街。近くの人は、現場に向けて祈りを捧げていた。
米メディアによると、容疑者は、VTAで働いていたことがある57歳の男だという。男は、自宅に火をつけてから銃撃現場に向かったとみられている。男の自宅の火災現場にけが人はいなかった。(サンノゼ=尾形聡彦)