以下、Full-Count(2021.07.17)より。
球団スタッフ30人にHRダービーの賞金を贈呈 地元メディアが報道
エンゼルスの大谷翔平投手が示した“粋な心遣い”が、早くも称賛を得ている。12日(日本時間13日)のホームランダービーに出場して得た賞金15万ドル(約1650万円)を球団スタッフ約30人に配ったことが伝えられると、北米メディアは一斉に反応。「彼のことを好きになる更なる理由を与えている」などと絶賛の嵐が起きている。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」によると、大谷はトレーナーやクラブハウスで働くスタッフ、広報部の職員らに対し、日頃の感謝の思いを込めて自ら得た賞金を贈呈。ダービーでは1回戦で敗れたものの、結果に関わらずプレゼントすることを決めていたという。
大谷らしい心意気に、米メディアもすっかり打ち抜かれた様子。カナダメディア「ザ・スコア」は「なんて一流の振る舞いをすることだろう」と激賞。米紙ニューヨーク・タイムズのジェームス・ワグナー記者は自身のツイッターで「ショウヘイ・オオタニが見せた一流であり、気前の良い意思表示」と綴った。
さらに米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」でも「エンゼルスの二刀流選手ショウヘイ・オオタニは今年のHRダービーで優勝しなかったのかもしれないが、球団内の人たちからは間違いなく勝者だと考えられている」と注目。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」では「フィールド内外で感銘を与え続けている」と特筆するなど、相次ぎ報道した。
米ヤフースポーツは「ショウヘイ・オオタニは感銘を与える方法を探し続けている」と綴った上で、もしダービーに優勝していたら、賞金は100万ドル(約1億1000万円)を手にしていたことに言及。「優勝していた場合100万ドルを配ることになっていたということになる」と驚きを持って伝えた。
夢のお祭り舞台から3日。16日(同17日)からはシーズン後半戦が始まったが、大谷を取り巻く熱気は、さらに増している。(Full-Count編集部)