違う人間であるということを前提にした異文化コミュニケーション

the Raiders of the Lost Ark

 昨日、Pentel SR120というインクを買いにジャパンセンターに行ったが、売り切れだった。
 今日は11月1日。もう少しで渡米3ヶ月を迎える。
 最近は、こちらの生活にもすっかり慣れ、新聞や雑誌の英語を見ても興奮することもなくなってきた。
 ハローウィーンパーティがあってから、クラスメートと馴染むこともでき、結構楽しくやっている。
 この前、コミュニケーションスキルのクラスで男女問題をテーマにディスカッションをした。みんなでそれぞれの記事をもち発表するのだ。テキストの分担として、テキスト内にあったBob Dylanのアルバム”Planet Wave”に収められている”Wedding Song”という歌を担当し発表した。この歌をいいと思って発表したが、ドイツ女性やチリの女性らから反発され、戸惑ってしまった。特に、You gave me one, two, three (children)というのが良くないという。gaveとは何事かということのようだ。フランス人男性のクラスメートと話をしても、”naïve”, “genteel”, “sophisticated”などの概念(concept)が違うので、意味を確かめながら話をしないと誤解されかねない。異文化コミュニケーションとは本当に難しいものだ。

 この前のfield tripで、”Raiders*1 *2”という封切り映画を観た。私好みではなく、私にとっては最悪の映画だったが、アメリカ人は大喜びだった。正義が勝つというAmerican Dreamのようだが、私にとっては、このAmerican Dreamが鼻持ちならず、はっきり言って嫌いである。そうした意見を述べるとアメリカ人は驚きの表情をする。「わかるだろう」という甘えは通用しないため、いずれにしても違う人間であるとくってかかった方がよさそうである。

*1:後年シリーズ物になるのだが、1981年のインディ・ジョーンズシリーズ第1作の“Raiders of the Lost Ark”。Harrison Ford主演。

*2:http://www.imdb.com/title/tt0082971/