初版は1969年だが、俺のもっているペーパーバックは、1981年版。
6つのテレビドラマ台本が収録されているが、お目当ては、"Twelve Angry Men"(「12人の怒れる男」)。これが収録されているため本書を購入した。
40年代から50年代にかけてがテレビドラマの充実期で、60年代以降、陰りがみえるという。
他には、”The Final War of Olly Winter,” "The Merry Jests of Hershel Ostropolier," "The Big Deal," "Requiem for a Heavyweight," "Lee at Gettysburg"。
"Twelve Angry Men"以外はいずれも未読・未見だが、”The Final War of Olly Winter”は、ベトナムのジャングルでの一人の黒人兵士の話。"Requiem for a Heavyweight"はヘビー級ボクサーのキャリア最後のところでの苦しみのお話。"Lee at Gettysburg"は、南北戦争のゲティスバーグの戦いを舞台にリー将軍を扱ったアメリカ史の詩的ドラマのようだ。