最近購入した Joni Mitchell のアルバム"Blue" (1971)にしびれている。これは久々の体験である。
とくに、All I Want, California, In Case Of Youがよい。他にも良い唄が多く、アルバムとしてまとまっている。ジョニの独自な世界にはいっていける。
ロック評論家のRobert Christgau の評価、たとえば、アルバム"Miles of Aisles" (1974)がB-で、impossibly tedious (とっても退屈な)というコメントにも初めてうなづくことができた。
アルバム"Blue"のレコーディングだったら、俺が気に入っていたライブアルバムなんて間が抜けすぎている。
それにしても、アルバム"Blue"は何度聴いても飽きることがない。
いろいろな楽器を削ぎ落した演奏がなんともいえず、ロックしていて、あるいはジャズしていて、とてもノリがいい。生ギター中心の演奏といっても、いわゆるフォークソングの音ではけっしてないし、音楽的にいってフォークロックでもない。そしてジョニの歌い方。なんとも言えない。このアルバムの頃より、ジョニの歌は、歌唱技術が増して、ますます一緒に歌えなくなったとファンがこぼしているらしいが、それもうなづける。
こうしたアルバムに久しぶりに巡り合えて、素直にうれしい。
Court and Spark, For the Roses のCDも今すぐほしい。