「ニューヨーク」猿谷要(1992)を再読した

「ニューヨーク」猿谷要(1992)を再読した。
ニューヨークで猿谷要さんの好きな本屋さんは、5番街を南に歩いて、57丁目あたりのダブルデイ。同じ側の53丁目にB・ダルトン。48丁目近くの反対側にブレンターノ。さらにずっと南に下って、ブロードウェイの12丁目にある古本専門店のストランド。
本書の内容では、もちろん、アメリカ独立革命のことなど興味深い。
たとえば…。
私もフィラデルフィアのシティタバーンで食事をしたことがあるので、Tavern と聞くと、思い出がある*1。
「タヴァーン」(Tavern) とか「イン」(Inn) という言葉は普通「居酒屋」とか「宿屋」と表現されているけれども、当時は両方とも二つの用を兼ねていて、いわば人びとの社交場、情報交換の場所、話し合いの場所として賑わっていたのである。(p.98)
あるいは、1860年という時をとらえてみると、ふくれあがったニューヨークの人工の半分が外国生まれの移民だった。それまでの住民がイギリスやオランダ系のプロテスタントが多かったが、今後は、ローマカトリック系が大部分。約20万のアイルランド系。約10万がドイツ移民だったとか。
ハーレムのジョセフィン・ベーカー。コットンクラブ。フラッパー。ハーレム暴動。いちご白書…。