松本道弘氏はたくさん本を出されている。英語を学ぶうえでの体験談とその独特な視点が参考になることが少なくないので、これまでかなり購入してきたけれど、重複もあったり、少し散漫な印象をもつ出版物もある。けれども、英語というものを知る上で本書は、すくなからずためになると思う。1983年12月に購入したが、翌年再読。そして、さらに今回、再読した。何度も読める本ということは、自分にとって参考になる本ということであり、自分が力不足で消化不良ということを意味するのだろう*1。
日本の世界、日本語の世界に比べると、かなり異質な英米の世界、英語の世界。だから、混乱もする。最近の日本を観察するに、中途半端にそうした理屈を使うから、そうした混乱がますます広がってきている気さえしてならない。
いずれにしても、英語というものを知るうえで、本書は参考になると思う。