刺身を堪能したあとで、手巻き寿司をつくる

 さて、念願の刺身と手巻き寿司をつくることにしよう。
 オードブルの生牡蠣は、塩水で洗って、白い皿に盛り、レモンがないので、庭の木になっている夏みかんというべきか、グレープフルーツを使う。
 オーストラリア米を炊いて、寿司酢をかけて、扇ぎながら、しゃもじで寿司飯を切る。
 ホタテと、アジの一種らしいトレバリを切り身にし、わさびを皿に盛る。真ん中に、ウニを盛りつける。これで刺身のつまがあれば、最高なのだけれど。
 テーブルに盛りつけたら、三浦半島は三崎の割烹状態である。夕食前のいつもの定番であるポテトチップスにビールなんか、今日はノーサンキューだ。
 ホークスベイの白ワインのシャルドネを一本おごるために、スパのある第二冷蔵庫から冷えた奴を持ってくる。
 普通のスーパーで売っている刺身醤油にわさびを入れて、早速まずトレバリをいただく。少し固いが、これはうまい。まさに刺身だ*1
 けれども今日買った中では、なんと言っても、ウニが最高だ。ウニは少し古くなると、臭みが出て、食べられたものではないが、このウニはまさに絶品。アイスクリームくらいの大きさのひとパックが907円とは信じられない値段である。マオリのホアニは、ウニをトーストに乗せて食べると言っていたが、ご飯に合うのだから、トーストにも合うだろう。
 トレバリの刺身は全部で188円。マグロの切り身なら、大きさからいって、日本の魚屋で1000円はするくらいの大きさだ。ウニだホタテだと、贅沢をしなければ、ニュージーランドは刺身が安い。
 今日の生牡蠣は大ぶりで、6個も食べたら、なんだかお腹が一杯になってきた。前菜として食べるのだから、この大きさのカキなら3個くらいでちょうどいい。
 それにしても、このウニは絶品だ。
 刺身を味わってから、山本山の海苔を使って、手巻き寿司でしめた。

*1:いろいろと食べてみての感想だが、少々固いトレバリは、どちらかといえば刺身には向かない。